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千寿の楽しい歴史
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八女手すき和紙資料館訪問(製造工程)(千寿の楽しい日々)
八女手すき和紙資料館訪問(製造工程)  7月13日 雨  坂田さんから案内してもらいました。

場所は八女市福島で以前国鉄矢部線の福島駅があった跡地で、館内に線路が残されています。

製紙の工程(写真より)
①原料~楮(こうぞ)・三姫(みつまた)・雁皮(がんぴ)の3種を使う。
②皮を剥いた材料。

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③かごたき~アルカリ製品を入れ2~3時間程煮る。
④あく抜き~煮汁のあく、灰汁を取り除く。
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⑤漂白~漂白液を入れ漂白する。
⑥水洗~漂白分解物及び漂白液を完全に流す。
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⑦かご打ち~結集した繊維束をたたいて解す。
⑧離解(りかい)~繊維が固まっているのを分離する。
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⑨紙漉(す)き~原料と粘液を加え簀桁(すげた)で居ま1枚づつ漉(す)く。 
⑩紙しぼり~圧搾機により徐々に水分を取る。
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⑪乾燥~1枚1枚取りはずして乾燥する。
⑫仕上げ~乾燥した紙を厚みに」より選別する。
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江戸時代になると製紙業は、柳川藩や久留米藩の手厚い保護のもとに発展していきました。
戦後、化学製品が出てから需要が少なくなり廃業する人が多くなりました。
昔は蓑(みの)や和傘に和紙を貼り柿渋を塗って防水性のある製品にも使用していました。
現在は八女市柳瀬(やなせ)を中心に8戸が手漉和紙の伝統を守り続けています。

繊維が太くて腰が強く耐久性に優れています。
主な製品は表装用紙で、京都・東京・美濃に送られています。
その他には、版画用紙、障子(しょうじ)紙、提灯(ちょうちん)紙などがあります。 

八女手すき和紙の歴史  リンクします。
by kusennjyu | 2010-07-14 09:40 | 筑後地方の観光と魅力 |Topに戻る