中山大藤 4月23日午後 快晴 所在 柳川市三橋町中山
全体の風景
下からの風景
境内の太鼓橋の所から藤棚の上を見る。
中山の大藤 福岡県指定天然記念物
この大藤は、樹齢約270年と推定される。
2株、10本の幹からなり、藤棚の広さは約1200平方メートルの規模をもつ。
古老の口伝によれば享保(1716年~36年)の頃、当地中山西方に通称「萬さん」という酒造を営み裕福な暮らしをしていた人が、上方(関西)見物に出かけた際、野田の藤(河内国=現在の大阪府)の種子を持ち帰り自宅に植えた。
数十年後には、毎年四尺余りの花が垂れ下がるようになり、満開の時期には遠方からの見物客や酒宴を催す人々でたいへん賑わった。
中山の大藤は、昭和52年4月に福岡県天然記念物に指定され、三橋町では昭和62年「藤の花」を町の花に制定した。
現在は、この大藤は「中山大藤保存会」によって保護されている。
平成18年3月 三橋町教育委員会