三池炭鉱近代化遺産施設めぐりの続き 11月3日
旧三川電鉄変電所(現サンデン本社屋)
100年以上前のレンガの魅力 国登録有形文化財
三池炭鉱専用鉄道の変電所として明治40~42年に建築されたと考えられています。
切妻平屋レンガ造の建物の2棟並べた形で、現在は民間会社の本社屋として活用されています。
建物内の展示風景
石炭産業科学館の屋外展示場
架空線式電気機関車(重蓮式) 東芝製 SLME-B28B-26D型
坑内で石炭を「長距離・大量輸送」
三池炭鉱の基幹坑道320m、350m、520m坑道で石炭の輸送に活躍した電気機関車です。
石炭は切羽からベルトコンベアで部内貯炭ポケットに集められ、ここで5m底開き炭車(1両に約5トンの石炭を積載)に積まれます。そしてこの機関車にけん引されて、斜坑底附近の貯炭ポケットへ運ばれていました。
この機関車は5立方m炭車を最大34両(約170トン積載)までけん引することができました。
架空線式単機電気機関車(制動車付)と水平人車
坑内で「人車、石炭、岩石(ボタ)、その他材料を運搬」
架空線式単機電気機関車は、長い距離を高速で大量に輸送することができるので、三池炭鉱の基幹坑道、
180m、320m、350m、520m、600m坑道などで、人車、石炭、岩石(ボタ)、その他材料を運搬していました。
この機関車編成は、主に350m坑道で使用したものです。トロリー線(給電線)からの集電装置としてパンタグラフを使用し、制動車を連結して制動力を増したものです。
坑内では、トロリー線(給電線)装置が制限されていたため、規制の適用除外を受けた区域(特免区域)だけで使用されていました。
水平人車は、主な水平坑道で人員運搬用として使用されていました。
世界最速の坑内高速人車『女神号慈海』 (長崎県池島炭鉱)
炭鉱マンたちを坑内の作業場まで運んでいた坑内高速人車
平成8年に導入され、海面下650mレベルの基幹坑道を1日19回往復し、炭鉱マンの足として活躍する。
最高速度は50km/hで坑内人車としては世界最速を誇りました。稼動時は機関車2両、人車4両の6両編成で、定員96名。坑内人車にはめずらしいスライドドアが設置されるなど、迅速な乗降への配慮もなされています。
また、人車の名前「女神号慈海」は社内公募により命名されましたが、池島の生命と幸福を守るシンボルとして立てられた女神「慈海」の像が由来となっています。
石炭産業科学館の屋内展示場(資料)
三池炭鉱の歴史や石炭エネルギーについて学ぶことができる博物館施設。
地下400mの坑内に下り、三池炭鉱の採炭技術が見学できるダイナミックトンネルは圧巻!
西日本新聞 平成23年11月11日記事より
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