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2012金助坂の由来(黒崎物語)・千寿の楽しい歴史
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金助坂の由来

黒崎物語(平成9年発行より)

明治時代までは、黒崎山と甘木山は嶺続きで、柳川と大牟田を結ぶ主要道路といえば、渡瀬を経由して三池に至る道路しかありませんでした。

しかし、明治34年には矢部川下流の中島に浦島橋が架設されたこと、併せて大牟田の都市化が急速に進みつつあったことなどから、海岸方面にも南北通じる主要道路が必要になってきたわけです。

ところがその障害になっていたのが胸を突くほどの難所と嘆かれていた黒崎山と早馬さん道路でした。

当時の早馬さん道路について山下長次郎さんの「手鎌誌」には「竹や樹木がウッソウとしていて、昼なお暗く、ゴロスケ(梟・ふくろう)が鳴き、また時には追い剥ぎも出る物騒な所で、洵に凄然たる竹木のトンネルであった」と記してあります。

こうしたことから、荷馬車が通れるような、まともな道路、金助坂の建設が始まったわけです。

はじめは鷺山の住人で運送業をしていた金助さんこと山崎金左衛門さんが、丁稚を使って仮橋を架け細々と山道を拓いていたらしいのですが、大正時代に入ると村費で山道の切下げ工事が行われるようになりました。

又、大正5年にはこの道路が郡道に昇格、大正8年から2間半幅の本格的な道路工事が行われることになり、手鎌の小宮初五郎さんが請負って翌9年に完成いたしました。

古老の話では、完成記念に金助坂の北側に東京相撲が行われたそうで、大変な賑いであったと語られております。

なお、金助坂、金助橋と呼ぶようになったいわれは、金助さんと呼ばれていた山崎金左衛門さんの先駆者的な功労と協力に感謝して、その名を残す意味から命名されたといわれております。

潮湯(古老は語る)
 
a0137997_1201689.jpg大牟田市の著名人が黒崎の思い出を語られる時には決まって潮湯の話が出てきます。それほど黒崎の潮湯は有名でした。

もちろん黒崎の突端にあった坂口ツモさん経営の潮湯旅館のことですが、旅館の壁一杯に描かれていた鶴惣一さん(往時の衆議院議員)の達磨の絵、2階から眺める有明海の素晴らしさ、そして効能あらたかな潮湯の評判が広がって繁盛していました。

とくに不知火見物のときなどは満員札止めになるほどであったそうです。しかし、この潮湯旅館も三池干拓の潮止めによって昭和30年末には廃業されました。

古老の話では、他にも海岸沿いに2軒の潮湯があったそうです。1軒は、旧岩松のところで、中島東蔵さんが経営されておったそうですが、何れも明治時代に閉じられたそうです。


黒崎遠足(古老は語る)

a0137997_1159470.jpg今から50年ほど前までの黒崎山は、背の高い松林に覆われ、ジワジワジワと鳴く松虫(春蝉)の声がうるさいくらいだった。地面には松葉のジュウタンが広がり、マンゴロ(松ぼっくり)が至るところに転がっていた。

松林の中には5・6軒の茶店があったが、店には串団子や黒崎ガラガラ、ラムネなどが売られていた。

菜の花が薫る春ともなれば、大牟田市はもとより三池郡、山門郡からも小学生の黒崎遠足の群れが訪れ、多い時には山一杯はちきれるほどの賑わいであった。子どもたちの遠足には父母が訪れるので、地元では青年団が自転車預かり、むしろ組合がゴザを貸し出していた。

弁当を食い終わった後、子どもたちは三々五々、下の海岸に降りてきて、珍しい貝殻を拾ったり、ムツゴロウを追い回したりして遊んでいた。今でもその光景が脳裏に焼き付いていて忘れられない。

それにしても、あの見事な松林、そして美しかった海岸や岩松が、今は見られなくなってしまったことは、返す返すも残念で仕方ない。








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by kusennjyu | 2012-07-23 12:00 | 柳川・大牟田・大川の歴史散策 | Comments(0) |Topに戻る