絶海の孤島4(御蔵島) 講話 末吉隆昭
御蔵島 東京都御蔵島村
伊豆7島の一つで東京湾から8時間で御蔵島へと横着する。
この島は、海面上に出ている部分がお椀を伏せたような形でいわゆる裾野の部分がない。
よって黒潮が直接あたる為、雲が発生して雨が降りやすく、また風が強く、波が荒いため、直岸率が低く、
夏場でも7割、春先で5割、冬場で2割しか着岸できない。
この島は、深い森が多く、手つかずの自然が保護されている。
幹の太さが5m以上の巨樹が島には500本以上あり、森の人気も高まっている。
島の人は、風が強いので雨の日でも傘なんかささない、とおばさんに言われた。合羽を着る。
この島は、人口を増やさないため、分家を認められていない。長男以外は島を出て行くか、独身でいるしかなかった。わずかな資源で島民が暮らしていくのに不可欠なことだった。
この島も、9人乗りヘリが、1日一便が伊豆7島を飛んでいるが、島民優先でなかなかヘリに乗ることが出来ない。
この島は、イルカウォチングが出来る。
御蔵島村公式ホームページへ。
次は十島村です。 お楽しみに。