唐尾の延命地蔵 10月1日に調査依頼を受けて現場へ行きました。
「延命地蔵」を守ろうと地域住民らが清掃や道路の補修を行っています。
メンバーの一人、坂田光広さんは「地元の守り神を若い人たちに語り継ぎ、憩いの場にしたい」と役所へお願いに行っています。
私が頼まれたのは、延命地蔵の裏に隠れたもう一つの歴史ですが、まだ検討中であり、延命地蔵さんだけを紹介します。
下は坂田光広さんの活動により新聞に掲載された見出しです。
平成21年11月26日 読売新聞(朝刊) 延命地蔵守ろう住民ら清掃活動
平成21年12月30日 産経新聞 「忘れられた」地蔵に感謝 福岡・みやま 憩いの場に
平成22年3月5日 西日本新聞 ちっご100景 投稿
場所は、みやま市瀬高町小田字唐尾の旧南筑橋のたもと、大クスノキのそばにあります。
左~延命地蔵 右~台座に彫られた文字

治水を願って天保5(1834)年に建立されたとされる。
厄払いのご利益があるとして、黒木町や筑後市などからお参りに訪れる人がいるという。
昭和28年の水害の時は、延命地蔵の首まで水で浸かったが、唐尾の堤防(左岸)は無事であった。しかし、上流の八女市宮野(右岸)の堤防が切れたそうです。
それ以前にも、水害で下流の堤防が切れ、延命地蔵に守られていることを感謝していますとのことでした。
草木が生い茂り、地蔵が見えなくなっていたことから、この2年ほど、坂田さんらが雑草を刈り取ったり、石段を積んだり保全に努めてきました。
チューリップの球根を移植して、花壇を広げ、大晦日から正月にかけて竹灯籠を灯す予定です。
現在92歳の長老の方が平成12年ごろに解明した文を紹介します。
天保五年仲冬摩訶吉祥辰是立
○地蔵形像焼香供
養憺礼賛嘆是人住
処即得十種利益願
天保5年に建立され、地蔵像に焼香供養をして礼をつくして、心安らかに、心をこめてお参りするならば、
人が住む処、十種のご利益の願いが得られる。(私の訳です。)
地蔵菩薩は十難十福の仏と言われている。
福を授け、難儀を救われると言われています。
お地蔵さんは 寂しいから赤い胸かけ一枚で
堤防下の川端に一人ぼっちでたっている
夏は照りつく陽(ひ)の下に、冬は厳しい寒空(さむぞら)に
幸せ願って立ちづくめ、怪我や病気がないように
守り続けるお地蔵さん、ほんとに ほんとに ありがとう。
92歳の長老の文より