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千寿の楽しい歴史
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2010のばらさんの大祭(千寿の楽しい歴史)
のばらさんの大祭    

平成22年10月15日  晴れ  

熊本県荒尾市野原八幡宮境内

今日は七五三さんの家族連れで着飾ってお参りが多い。

風流楽の一行
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左~753のお参りの順番待ち。  右~宮司さんに熊本放送の取材があり、夕方に放送される。

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動画(本殿の中で巫女の舞が奉納される。)

        

動画(節頭馬のお参りの時に、馬の後ろは危ないよ。世話人が尻を押して参道へ戻す。)

        

動画(次の区が楼門前で披露する節頭馬の祝い歌を撮る。人が多く影になっていたが、前の人が退いて、全体の踊りを収録できました。)

        

野原八幡宮の神事

 野原八幡宮は野原荘が宇佐八幡神宮寺、弥勒寺領のものとなり、岩清水八幡宮の分霊を移し、野原荘(旧荒尾郷)の鎮守社として、延暦15(796)年に建てられたと伝えられてる。

祭神は応神天皇、神宮皇后、住吉大明神の三神である。

完治元(1274)年、小代氏が野原荘地頭職となり、野原荘は荘園支配(東郷)と地頭支配(西郷)に区分された。

宮方の祭礼は風流行事といい、菰屋(こもや)、野原、川登の三村が、それぞれで選んだ舞童 (独特の獅子頭の冠を被り、狩衣、長袴白旅、草履姿9を中心に、笛手、うたい手が鉾を持った宰領に指揮されて舞楽を演じるものである。

歌詞は、悪霊退散のメロディーの中に収穫の喜びを神に告げる言葉である。

昔、東郷方の祭礼の主体をなした放生会に当世流行の田楽が加わったものと言われる。 

武家方の祭礼は節頭行事と言われ、旧暦11月12日から15日の大祭まで行なわれ、大祭当日は、その年の国内平穏、家内安全、収穫感謝を神に告げる節頭と随行の大行事、小行事が神馬と共に参内する。

風流は県指定文化財となっており、節頭行事は市指定文化財になっている。

700有余年の歳月を経た今も古式にのつとり続けられている。この二つの野原神事は村の歴史を物語る貴重な文化遺産である。
               
荒尾市教育委員会/span>
                 
by kusennjyu | 2010-10-15 20:07 | 九州のまつり |Topに戻る