木蝋の里みやまキャンドルナイト会場 12月18日(土) 保健医療経営大学にて。
会場風景
右~実行委員長あいさつ
会場の照明を消灯した風景
木蝋の里みやまキャンドルナイトの開催趣旨
「100万人のキャンドルナイト」とは
地域の歴史や文化には、そこに住んでいる者にとっては日常的で、大切なものでも、ついつい見落としたり、いつの間にか、ないがしろにしたりしている時があります。外部の人から自分たちの地域の特性を教えられ、ハッと気づいたりします。
私たちの「
みやま市」には、日本でも3箇所しか残っていない木蝋生産業者「
荒木精鑞」があります。
(あとの2箇所は島原と愛媛県ですが、家内工業です。)
木蝋の優れた性質は、石油蝋の遠く及ばないものを持っています。
化粧品や衣料品、食品、筆器具、繊維加工、力士の激しい動きにも乱れない「
びんつけ油」、最近ではOA機器類に至るまで用途が広がり、その広がりとともに海外からの需要も増える見込みです。
日本だけで作るハゼの蝋(Japan wax)
世界的にも貴重な木蝋、木蝋工場の存在。7年前から行政による農家の収入安定のための支援、はぜ並木の紅葉の美しさ、世界で夏至と冬至の日に行われるキャンドルナイト。それぞれを別々に見るのではなく、折り込んで見ると、これからの高田町「みやま市」のまちづくりに生かせるものが見えてきそうです。
「みやま市」のまちづくりの視点に立ち、まずは市民の皆さんに木蝋のことを知ってもらうことが大切だと考えました。木蝋=ろうそく、そのイメージしかないのも知識のなさですが、多くのひとに市ってもらうには、ろうそくの知識→木蝋の重要性→まちづくりの可能性のほうが分りやすく、伝えやすいと考えました。
そこで、世界中で行われ、日本でも650万人以上の参加があり、東京タワー、札幌の時計台、首里城など全国の2000箇所以上の施設のライトスポットが一斉消灯に賛同している「100万人のキャンドルナイト」参加することが、取り掛かりとしては一番よいと考えました。
木蝋生産地の「みやま市」で、日本で初めて、木蝋でできたろうそくだけを使って「キャンドルナイト」を行う意義は大きいと思っています。
参加いただいた皆さんには、「キャンドルナイト」の時間をゆっくりと楽しんでいただき、木蝋ロウソクのよさと大切さを知っていただき、多くの人に伝えていただきたいと考えています。
外部に向けても木蝋生産地での木蝋ロウソクだけの「キャンドルナイト」の意義を訴えながら、木蝋の里みやまを知ってもらうよい機会としたい。
また、年2回の「キャンドルナイト」を継続しその実行委員会の中で、イベントの中で問題提起をしながら、これからの「みやま市」づくりをともに考えて行きたいと思っています。
以上は入場パンフレットより。