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千寿の楽しい歴史
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八島の動画編②・幸若舞2011
八島の動画編②   1月20日   大江天満神社奉納の幸若舞

動画④    P28の8行目から14行目まで。



人丸のゑぞうにうつしかけ、堂のあたりに四節の四季をまなびて、あれはてては、ありけれ共、

カカリ」其心ばかりはたがはずや、

イロ」先、東は春にて、たいゝうれひ乃梅の花、むかしながらの山桜、

コトバ」ふしみさへだの花迄も、

カカリ」木木のこ末にさきみだれ、

イロ」ひはこがら鶯の、軒葉の梅に羽をやすめ、ねをだしかねたる所には、

次は「フシ」になります。

舞の演技

カカリ」太夫一人が静止、構えて語るごく短い一節である。

イロ」カカリと同じく定位置に静止して立ち、構えの姿で太夫一人で歌う部分である。

コトバ」舞方が一人で構えの姿で立ち静止して語る場面です。

動画⑤   「フシ」 5分50秒  P28の最後からP29の8行目まで(全文)。



フシ」けいけいほろゝのきじの声、けいならば、けいにてはなくして、なんぞや、のちのほろゝの音、いつも春かとみへにけり、南は夏ににて、すはまに池を掘せ、池の其中に蓬莱蓬(よもぎ)じゃうゑん寿とて、三ツの嶋をぞ、つかせたる、嶋よりろく地には、そり橋を掛させ、橋の下には浦島太郎がつり船と、東南官女がうつを船を、五しきの糸にてつながせて、浄楽賀浄の風吹かば、みぎはに寄と、つなひだるは、いつも、夏かと見へにけり。

西は秋ににて、四方の木末の色づき、白菊たゑぬふぜひ、北は冬かと打見えて、山がくは、がゞとそびへたり、ばひだんのおきなは、おのが衣はうすけれど、冬はまつこそやさしけれ、ふゆにもなれば、すみをやく、すみ釜のけむりの、おゝてほそく立登は、いつもふゆかと、見えにけり。

フシ」舞方三人が構えの姿で合唱する部分である。

動画⑥  P29の9行目から121行目まで。  ワキ・椛島健夫



コトバ」・・・・宿とる方のあらざれば、腰に付たるほらの貝の、ををときのべて武蔵、宿取の貝を、二ツ三ツ吹きけれども、人音もせず、是は人はなきやらんんと思ひ、立かへらんとせし所に、風も吹かんに、妻戸がきりきりとなる、・・・・・・
by kusennjyu | 2011-02-01 11:29 | みやま市の文化財 |Topに戻る