2012立花家を支えた家臣たち(第1期の続き)・千寿の楽しい歴史
立花家を支えた家臣たち(第1期の続き)
左~豊臣秀吉知行充行状 右~十時俊正知行充行状
第3区画 宗茂入嗣と家臣団
跡継ぎのいなかった道雪は、天正9(1581)年、高橋紹運の長子宗茂(当時は統虎)を養子として迎える。
この時、高橋家から宗茂に付けられた家臣は、わずかに1名ないし2名であったという。このころになると、本来豊後大友家から与力として付けられていた小野氏なども実質的には戸次(立花)家の家臣となっていた。
この背景には、大友家の弱体化と同時に、立花城を本拠とする戸次道雪・宗茂が、同じく岩屋城に拠る高橋紹運と連携しながら、独立的な地域権力としての色彩を強めていったためと考えられる。
展示内容
高橋紹運覚書写・世戸口政良書状・豊前覚書・戸次道雪書状・統虎(宗茂)連署役職預ケ状・大友義統書状・立花統虎(宗茂)知行預ケ状・立花氏家臣連署知行坪付写・立花統虎(宗茂)知行預ケ状。
高橋家から宗茂に付けられたのは両家の先祖である世戸口十兵衛と太田久作の2名であったとしている。
第4区画 宗茂の大名取り立てと家臣団
天正15(1587)年、宗茂は豊臣秀吉によって柳川の領主に取り立てられる。これは、豊後大友家の家臣という立場から、独立した大名となったことを意味した。
多くの家臣も宗茂の柳川受封に従い、大名となった宗茂と新たな関係を築く。この中には元来は与力であった米多比(ねたみ)氏や薦野(こもの)氏が含まれており、支城主に任じられた彼らは名実ともに立花家の家臣となったのである。
宗茂は、肥後国一揆の鎮圧や朝鮮出兵など豊臣政権の要求に応えつつ、家臣たちとともに国造りを進めていくことになる。
展示内容
立花統虎(宗茂)城料預ケ状・立花親成(宗茂)知行宛行状・立花親成(宗茂)知行宛行状・立花親成(宗茂)知行宛行状・新田掃部軍役書上・立花宗虎(宗茂)書状・鉄砲 大虎、小虎、虎の歯・立花宗虎(宗茂)感状。
第5区画 宗茂の改易と家臣団
慶長5(1600)年、関ヶ原合戦において西軍についた宗茂は、柳川に戻ってからも、東軍の黒田氏、加藤氏、鍋島氏と対峙し、このうち鍋島氏との間には戦端が開かれた。しかし、結局加藤清正の勧告を容れ、柳川城を開城し、大名としての地位を失う。
ほどなくして、家臣の多くを肥後加藤家に預け、宗茂は少数の家臣と京都に上り、大名への復帰を帰することななる。約6年間の浪人生活の後、慶長11(1606)年、宗茂は将軍秀忠によって奥州南郷(棚倉)の領主に取り立てられる。宗茂は南郷で新たに家臣を召し抱えるが、肥後加藤家を辞して宗茂のもとへ参じる家臣をいた。
展示内容
熊本城下の旧柳川小路・立花家旧記・小野鎮幸カ書状・加藤清正知行宛行状・棚倉江相勤ル侍之覚・立花俊正(宗茂)知行預ケ状・覚書。
旧柳川小路~加藤清正が小野鎮幸など立花旧臣を住まわせたことに由来するという。明治12(1879)年まで使用された 地名で、現在は熊本市中央区京町の一部となり、わずかにバス停にその名を残すのみである。
第6区画 柳川再封と家臣団の再編
元和6(1620)年、筑後一国を治めていた田中氏が2代で途絶えると、宗茂は奇跡的に柳川の領主に返り咲く。宗茂は肥後加藤家に仕えていた旧臣を呼び戻し、再び国造りを進めていくことになる。
もちろん、領内統治だけでなく、手伝普請など幕府の要求にも応えなければならなかった。この中で、幕府から派兵を要請された天草・島原の乱への対応は、戦国時代から続く立花家臣団にとって最後の戦場となった。
展示内容
御領内絵図(複製)・立花宗茂知行宛行状・立花宗茂知行宛行状・寛永六巳年侍帳・今度大阪御普請中法度之事・渡辺幸次書状・藩政塗縫延2枚胴具足。
第7区画 藩政機構の整備と家臣団
二代藩主忠茂、三代藩主鑑虎の時代には、藩政機構の整備が進められ、近世大名としての基礎が築かれた。
嶋原の乱以降、大規模な戦争がなくなったため、軍事組織=番方は平時の家臣が所属する組織ととして機能した。この番方の整備は、延宝期(1673~1682年)ころまでに固まる。一方で、領内統治などの側面から、藩政の中では行政組織=役方の必要性が高まり、様々な職制が拡充された。
展示内容
御当家人数帳。忠茂公御代之分限帳・延宝九年酉年知行取無足扶持方共・立花宗茂書状・立花忠茂書状。
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