安宅(下) 大江天満神社奉納の幸若舞 平成26年1月20日(月)
出演者 鼓方 松尾正巳(まさみ)清平(第三十代家元)
太夫: 松尾正春(まさはる) シテ: 松尾成功(しげのり) ワキ: 椛島健夫(たけお)






「コトバ」西塔の武蔵、たんだ一すぢに思きり、藤塚手取打こえ、さしも、待かくる、富樫の城に入たるは、人にかわって、覚て有り、山伏の方にて、有間、れんじゅ千方をこそ、よむべきに、武蔵なにとか思ひけん。千方をもよまずし、高念仏と申して、あげつつ門よりつっと入て、城のていを見るに、まつぽぞにこそこしらえたれ。
表のやぐら拾三所、脇のやぐら九ところ、二重三重に高矢ぐらをあげさせ、東表を見渡せば、鞍置馬四五拾疋引立てこそおいたりけれ、西の塔侍には、富樫が若と百人計りなみいて、ひき目くったり、矢はいだり、碁将棋双六に、心をいれたる所も有、又ちゃく座を、見てやれば、四拾斗りなるおのこの、兵紋のひたたれに、烏帽子のさじきを、たんぶたぶとあげさせ、ふんどうにさしかかり、わか侍に双六打せ。
「カカリ」じょごんしていたりけるは是ぞ此国の。
「ツメ」おゝ富樫の助とおぼへてあり、ああら口おしや、時こそあれひこそあれ、富樫の御出たる所に、なにがし来たるは、つめたる業とおぼへてあり、しのばばやと思ひしが、見えたる事のなきさきに、かたきにけごをみえられては、あしかりなんと存ずれば、大のこはねをさし上、熊野山の山伏が、仏法仕行の其ために、出羽の羽黒へとうり候、時料たべとぞかうたりけれ。
「カタキリ」富樫御覧じて、持たる扇にて、たゝみの表を丁と打て、ヤー、あれを見よ人々、愚人夏の虫とんで火に入るとは、よくこそこれはつたゑたれ。心をつくして待かくる所に、西塔の弁慶こそ、たんだ今きたったれ、打てはれからめよ、ヒャー、さし縄なんどとひしめいたり、もとより武蔵、我身の上とはしったれ共、聞ぬていにもうてなして、大木小木の、花ながめ、そらうそふひて立たりけり。
舞の構成
舞の中心となる語り手は、「太夫(だゆう)」「シテ」「ワキ」と呼ぶ3人であり、この3人が朗吟の主役となっている。さらに囃手として「鼓方(つつみかた)」が加わる。その他の出演者としては「後見役」が舞台に乗る。
演技者は朗吟の3人と鼓方1人の計4人が主となり、一舞台を構成しているが、大江では、後継者育成事業として小中学生に舞わせる場合があり、この時は朗吟役が4人・5人・6人等変形として構成することもある。4人の場合が多いが、1人は「ツレ」として太夫に従属する役とされている。
(1)太夫
舞台中央で演技する朗吟の主役で、立烏帽子を冠り素袍上下を着て、小刀をさして扇をもっている。「太夫」と次述の「シテ」との名称が、主役を演ずる意味をもっているが、いつの時代から混合して使われてきた。現在、この2つは大江では区別されている。
(2)シテ
舞台上手(客席から見て右)で演技する朗吟の副役で、侍烏帽子に素袍上下、小刀をさして扇をもっている。「シテ」の名称は、次述の「ワキ」と特別に違った意味、動作を持っているものではない。
(3)ワキ
舞台した手(客席から見て左)で演技する朗吟の副役で、服装はシテと同じである。太夫を中心主役におき、両側にシテ、ワキが副役となっているのが幸若舞の基本である。ただし、実際の演技の場合、しばしばワキがシテよりも重要な役になっていることが多い。
(4)鼓方
3人の舞方のやゝ後で、床几に腰をおろし、鼓と掛声で全体の拍子をとる役である。太夫とシテとの間、つまり舞台中央よりやゝ上手に裃紋付に長袴姿で鼓を持ってすわる。
鼓方は幸若舞を代々受けついで来た家元が行なう役であるが、後継者の人々が、太夫、シテ、ワキを演ずる場合は、経験年数の多い人が家元にかわって鼓方をすることもある。
(5)後見役
舞台下手にすわり舞の全体を後見する役であり、先代あるいは先々代の家元があてられる。他に地元の代表者(現在は幸若舞保存会長)が並ぶこともある。和服で、舞台の演技を助ける意味の後見役で、「舞の本」を持つなどして朗吟の間違い等をただす役目をも持っている。
鼓方の掛声と鼓にあわせ、太夫・シテ・ワキが、交互にあるいは、3人で物語を朗吟するのが幸若舞である。
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