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2014橋の名前が伝える戦国秘話 「伝説 猫橋の由来」・八院合戦
橋の名前が伝える戦国秘話 「伝説 猫橋の由来」

久留米市城島町江上本   八院合戦

「柳川郷土研究会の史跡探訪」資料より。

江上・八院合戦  

慶長五年十月二十日


立花軍一万二千  対  鍋島軍三万五千

    紅顔の美少年   十時新五郎惟久

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立花軍の中に侍大将十時摂津の一門で十時新五郎惟久ちいう人がおって、まだ紅顔の美少年じゃったげな。軍学兵法の家に生まれ、幼少より武芸教養にすぐれた若者じゃった。こん人ん家に黒猫んおって、惟久はとても可愛がっておったばってん、戦になったけん、生きちゃ帰らん覚悟で、猫は裏ん竹藪に捨てて、五反田まで出陣してこらしたげな。

案の定、今までになかごたる大激戦で、鉄砲の鍋島軍と槍の立花軍じゃ勝負はあきらかで、さすがの勇士たちもばたばた討死したげな。十時惟久も五反田と筒江ん境の田ん中で、鉄砲に撃たれて落馬したところば、駆け付けた鍋島軍の兵に首を取られたげな。

惟久ん首をさげて百間ばかり離れた村境の橋の際まで引き上げて来た時、どこからじゃい真っ黒か猫ん恐ろしかうなり声ば上げて飛びついたげな。ひと噛みでのどば喰いちのぎられて死んだ兵から、惟久ん首をとって口にくわえた黒猫は、橋ん真ん中で四方から鉄砲ん狙い撃ちくうて真っ逆さまに堀ん中に落ちこうで、どげん見てでん、首も猫も見つからんじゃったげな。

戦ん終えて、村ん人たちの討死した者の死体ば片づきよらしたげなりゃ、惟久ん死体のそばん堀岸に、全身鉄砲ん穴だらけになった黒猫ん惟久の首ばくわえたまま流れ着いとったげな。畜生ばってん、主人の恩ば忘れんな首ば取り戻した猫ん魂の残りばし知っとたじゃい、そりから村境の橋ん下から猫ん鳴き声ん絶ゆるこつのなかけん猫橋ち言うごつなったげなたい。   

柳川方言丸出しで、意味はわかったかんも・おしまい。






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by kusennjyu | 2014-06-18 08:26 | 歴史学習会
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