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千寿の楽しい歴史
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2016幸若舞 浜出(はまいで)・千寿の楽しい歴史
幸若舞 浜出(はまいで)

平成28年1月20日(毎年この日にある)

大江八幡宮に奉納  舞堂にて

鼓方:松尾成功  太夫:中尾嘉伸  シテ:松尾直哉  ワキ:田中晴己・中村拓夢

大江小学校の四年生2人と五年生2人は初めての出場で夏休みから台詞の練習、動作の練習は11月から行いました。

浜出

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そもそも、かの鎌倉と申すは、一足ふめば三丈ゆるぐ。だいぶの沼にて候いしを、和田・秩父・畠山、惣奉行にて、石切り鶴のはしをもって、高き山を低くして、だいぶの沼をぞうめたもう。上八かい、中八かい、上八階とて三つに割る。上八かいは山、中八かいは在家、下八かいは海なりき。上八かいの一段高き所に、源氏の氏神、正八幡の祝申し、中八かいの在家をば、鎌倉、
「カカリ」八つ七郷にぞ、割られける。
「フシ」あらおもしろの、やっやっや、(付け)春は先ず咲く、梅が谷、つづきの里や、におうらん。夏は涼しき扇が谷。秋は露うぐ、さざめが谷。冬はげにも、雪の下亀が、いが谷こそ、久しけれ。遥の沖を見渡せば船に帆かくる、稲村が崎とかや、院島・江の島、つゞいたり。蓬莱中と申すとも、いかでこれには、まさるべき、かるが故に名付けて、あゆみを運ぶともがらは、諸願必ず満足せり、ていとうの、鼓の音さっさっの鈴の声々に、千早の袖を、ふりかざし、神慮すゞしめの、御神楽の音はひまもなし。
「コトバ」かゝるお目出度きおりふしに、頼朝上洛ましまして、大仏供養をのべ給う。御身は右近の大将に経あがらせ給い、兵衛司十人、左衛門司十人、二十人の官とうを申したまわって、其の頃中の人々に、あておこなわせ給い、中に左衛門司をば、梶原の平蔵に下し給われば、平蔵司を給り、嫡子の源太にゆづる。
源太司をたまわり、国に下って、この事を披露なくては、かのうまじとて、大名小名を
領承申し、いづきかしづき奉る。
先ず初番の日ざっしょうには、蓬莱の山はからくみ、中に甘露の酒を入れ、不死の薬と名付け、白金の竿に、
「カカリ」黄金のつるべを結びさげ、
はねつるべにて、これを吸む。
「フシ」(付け)酒にあまたの、威徳あり、うとき人さえ、近付け、したしき中は、なおしたしむ、おちこちの、たつきもしらぬ旅人に、なるゝも、酒の威徳なり。
「イロカカリ」蓬莱の山の上には、
「フシ」(付け)李夫人が橘・玄圃が梨・そう父の椎・かかつが柚・とうなんせいの栗とかや、皆、色々になりつれて、其の味わいは、しゅみをなし、もことに不死の、薬ぞと、えい、
「コトバ」二日の日ざっしょうには、宝の数をそろへ、ちんのほた、じゃこうのほぞ、鎧・腹巻・太刀・刀・名馬の数を残らず、思い思いに引き渡す。
三日の日ざっしょうには、江の島詣でにことよせて、御浜出とこそ聞えけれ。
かたじけなくも、御領の北の御方、いでさせ給えば其の外人々の北の方も、
「カカリ」皆御供とこそ聞こえけれ。
「イ ロ」船の上には舞台を高く、かざりたて、したんかりほこ槍渡し、こうらんぎぼうしゅ、みがきたて舞台の上に綾をしき、
「ツ メ」(付け)水引きに錦をさげぬれば、浦吹く風にひょうようし、極楽浄土は、海の上に、浮き出ぬるかと疑わるる。御賀の舞あるべしとて、げんかくの役をぞさされける。
「打 切」秩父の六郎殿、笛の役とぞ聞えける。長沼の五郎は、と拍子の役なり。梶原の源太景季は、太鼓の役とぞ聞えける。御連中は、琵琶三面琴二挺、きんの琴の役をば、北の御方弾き給う、一面の琵琶をば、北条殿の御内様、上総の介の御内様、わごんの調たまいけん、弦管いづれも、名にしおうたる上手なり。舞台の上の舞稚子は、秩父殿の二男、藤石殿と申して、十三に
なり給う。しこうそだちの名童子なり。高坂殿の鶴若殿、左の一刀うけとりぬ、総じて稚子は十八人、九人づゝに分って、
ヒヤアー左・右の舞を舞い給う、いづれも舞は上手なり、竜王に一踊り還成楽のさしあし、馬頭の舞のばち返し、りんだいはにさっすかいな、西海はにはひらくて、ことりそにはがえし、いづれも曲を残さず、夜日三日ぞ舞れける、うつも吹くもかなづるも、菩薩の行これなり。天人な天下り、竜神な浮き上り、船平等にめぐるらん、けんもんかくちの、ともがらも、浮かれてこゝに立給う。御前の人々、御所領たまわり、皆所置入とこそ、聞えけれ。

続きます。









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梅野家歴史資料館(有明新報・平成27年1月16日号掲載)

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by kusennjyu | 2016-01-28 17:12 | みやま市の文化財 |Topに戻る