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千寿の楽しい歴史
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2010飯江川(7・みやま市上飯江橋から城道橋)千寿の楽しい歴史
飯江川(7・上飯江橋から城道橋)
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堺 勝 文書より

平成22年2月2日作成

2010飯江川(7・みやま市上飯江橋から城道橋)千寿の楽しい歴史_a0137997_21232832.jpg上飯江橋と上飯江の石飛び
 町道舞鶴亀谷線の上飯江地内から山川町に至る、町道の飯江川に架かる橋です。
 昔は木橋に土を置いた土橋で木の手摺がありました。
 昭和初期にコンクリ-ト橋になりましたが、度々の水害で損傷をうけ修復してきましたが、
 平成4年災害復旧工事により現在の橋に架けかえられました。

現在は川の西側に写真のお地蔵様が祀られています。

 その上飯江橋と湯摺橋の中間に上飯江の石飛びがありました。
 上飯江は西と東に川をはさんで人家があり、松尾さんの水車は東側にありました。
 それらの往来と農作業の行き来に、橋のない昔からの里道でした。
 
 西から東に渡ったところに恵比須さんを祀る祠(ホコラ)がありました。
 これは村人が五穀豊饒・渡河安全を祈って建てたものと思われますが、いつの頃からなのは分かりません。
 恵比須さんの周辺には柿や椋の大木などがありましたが、切り取られて今はありません。
 平成4年の災害復旧工事により堤防面がコンクリ-トで固められ、石飛びは姿を消しました。
 

三田島堰と旧宝田堰
 上飯江の下流にあり、堰は滑石を並べ丸太等で搦めた井堰で、
 東西に取水口があり、西側は金毘羅さんの下に広がる水田に潅漑し、
 東側は上飯江の野林さんの水車を廻し、なお北側の水田7~8反に配水していました。

 この水車も昭和初期に姿を消します。 
 昭和50年代の圃場整備事業により油圧式自動転倒方式の井堰に改修されその両側に取水装置があり、
 西側は従来の配水区域、東側は旧宝田堰の廃止に伴い旧宝田堰より配水していた城道原の水田に潅漑しています。

旧宝田堰は通称コガタナ井手と言っていました。
 木材の杭を川底に打ち込み、竹や木の枝を置き、土のおで搦めた井堰で川を斜(ナナ)めにせき止め、その形が切り出しナイフに似ているところから小刀井手と名がついたそうです。この井手は簡単な造りで、洪水があるとその都度造りなおさねばなりませんでした。
 
 小刀井手は城道原に潅漑する井堰ですが、導水路の送中で城道の野田さんの水車場がありました。
 昭和50年代の圃場整備事業に際し、川と直角にコンクリ-ト壁を設け電気による導水に改良されていました。しかし、平成4年に廃止になりました。

2010飯江川(7・みやま市上飯江橋から城道橋)千寿の楽しい歴史_a0137997_2142149.jpg2010飯江川(7・みやま市上飯江橋から城道橋)千寿の楽しい歴史_a0137997_21421552.jpg

 現在は竹林(舞鶴城跡)城道より撮る。                玉水酒造風景(裏側)飯江川側から撮る。

城道の石飛と城道橋
 城道の金毘羅山方面に渡る里道の石飛が二ケ所にありました。
 城道とは城えの道ということです。
 奈良時代につくられた古代官道の狩路駅の駅長は牡丹長者で、館は竹飯の長者原におき、万一に備えて金毘羅山に砦を築いたと伝えられます。

 下って平安末期の要川の戦いの折りは平家方の大物見がおかれ、又六百年程前の柳川城主であった蒲池氏が肥後の菊池氏に備えて城を築いたところと伝えられます。

蒲池氏の家紋が大空に鶴が舞う舞鶴であったところからこの地方を舞鶴といい城を舞鶴城と名づけたとのことです。
 当時までは渡河する橋はなく石飛びを置いて川を渡っていたと思われます。
 以来城道の人達の通路でありましたが、平成4年の災害復旧工事により姿を消しました。

県道江浦、原町線の終点近く城道橋があります。
 現在の橋は平成4年河川災害復旧助成工事により架け替えられたもので、県道巾と同じ二車線です。

 この橋のもとは手摺りのない木でした。
 老人子供には危険を感じさせる橋であったとのことです。
昭和初期にコンクリ-ト橋に改修され、災害による修復も幾度かなされてきました。
 橋の近くに飯江小学校があり舞鶴区の鎮守老松宮があり、酒造場玉水のある城道の集落があります。

 この地の旧飯江村の役場が有りました。
 この橋の左岸上下には桜並木があって、桜の季節になると花のトンネルを通る感じでありました。 その桜も老化と堤防改修により、姿を消し、今は草おい茂る河岸となりました。

 私の母は飯江村亀谷の平(デーラ)の出身で、小学生頃の昔の木の橋や桜並木のことを話してくれました。(飯江川5・湯摺の「平の里」を参照して下さい。)
 
 次回は玉水酒造を特集します。今日、写真を撮りました。2月7日まで仕込み中です。

by kusennjyu | 2010-02-02 21:56 | 飯江川
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